アラランランド

中年の危機からウェルビーイングのかたちを探していく

肩肘張らずにニュートラルに過ごせる幸せさ

慣れない人間関係の仕事から家に帰ってどっと疲れて眠ってしまう。朝から晩まで働き詰めで気をつかう人間関係にすべてのエネルギーを使い果たす。未来に向けて思案にふける体力は残されていない。本を読むことも映画を観る忍耐力すらない。LINEも既読スルーしてしまう気力。

 

石の上にも3年。状況や人によって様々な意味がある。とにかく3年同じ職場で働くというのには、人間関係において気持ちがニュートラルに過ごすことがようやくできることができる時間なんだろう。苦手な人の違った側面も見え始め知れば近しく感じる時期なのかもしれない。3年くらいたってようやく視界が広まり状況が理解できる。肩肘張らずに精神的に緊張感が抜け余計なストレスを感じなくて安心することができてくる。安心することができる幸せというのは水や空気のように当たり前のように存在しある時には気づかない。

 

気持ちがニュートラルに過ごせる幸せさとはある一定の時間を同じ場所で過ごした末に見えてくる世界なんだと思う。同じ人間と長年共にする味は長く続ける貴重さと人間関係の重厚感をだす。

 

石の上にも3年という言葉を信じて3年間我慢し続けて辞めてしまう新卒新入社員さん。その3年の時間を返して欲しいと恨みと仕返しをしようとしている気持ち。嫌がらせ目的で勤続3年にさせないために退職日を3月末から2月末に迫る経営者のやりとりを聞いて、あらためて酷い会社にいたと思う。

 

そんあこともあるよね。またね。